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宿竜池
【しゅくりゅうち】


鎌倉市山ノ内,円覚寺の正続院と開山堂の間にある小さな浄池。円覚寺開山無学祖元が中国から来朝のとき,竜が舟を守って送りとどけ,この池に留まったので池名がついたという(鎌倉志)。「玉舟和尚鎌倉記」は宿竜池と大源(権)水の2つが正続院の左軒下に並んであり,大権水は開山の硯水だとつたえている。なお,足利義満は正続院客殿の額字「宿竜」を書き残していて,現存する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7067343