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六浦
【むつうら】


旧国名:武蔵

中世には「むつら」と称した。三浦半島の北東限,平潟湾の南西部に位置する。「和名抄」に見える久良(くらき)郡八郷の1つ鮎浦郷の地とされる。鎌倉期には房総との交通の港をひかえて朝夷奈切通越えの古街道である六浦道が開削されている。江戸期になると,名勝地として知られ,地内の一部が金沢八景と呼ばれるようになった(金沢と六浦荘時代)。
六浦荘(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える荘園名。
六浦郷(中世)】 鎌倉期~室町期に見える郷名。
六浦荘村(近代)】 明治22年~昭和11年の久良岐郡の自治体名。
六浦町(近代)】 昭和11年~現在の町名。
六浦(近代)】 昭和53年~現在の横浜市金沢区の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7069358