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黒川
【くろかわ】


旧国名:越後

胎内川の扇状頂部および荒川支流鍬江沢川上流域。古代より臭水(くそうず)(草水とも書く)の産地として知られ,「日本書紀」天智天皇7年7月条に越の国より朝廷に燃土・燃水を献上したとあり,当地が献上地であるといわれる。胎内川沿岸付近に石油の天然湧出坪がある。また,東北寄りを流れる川は黒い水が流れたことから烏川と呼称され,地名の黒川も臭水に起因するといわれる。
黒川条(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える条名。
黒川町(近世)】 江戸期~明治22年の町名。
黒川村(近代)】 明治22年~現在の北蒲原郡の自治体名。
黒川(近代)】 明治22年~現在の黒川村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7072772