島崎川
【しまざきがわ】

三島(さんとう)郡寺泊町の大河津分水に流入する２級河川。流長12.6km。出雲崎町の南端小木城跡付近を水源に，東頸城(ひがしくびき)丘陵北端部，西山丘陵の山稜間を北流し，和島村を経て寺泊町中曽根地内で大河津分水に注ぐ。以前は，さらに北流して西蒲原郡分水町牧ケ花で西川に合流していた。明治初年から昭和初年にかけての分水開削工事で現状となる。工事の約50年の間に島崎川の湛水除去のため，出雲崎町に落水川，寺泊町に郷本川・新島崎川などの放水路が海に向けて開削された。新島崎川は低湿遊水池円上寺潟の水抜をかねた。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7073833