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小井波
【こいなみ】


旧国名:越中

別荘川上流の夫婦山麓の小盆地に位置する。伝承によると開村の祖は猿丸太夫,地名は土民初めて稲を見て驚き,稲見村と名づけたが,のち転化して小井波村となったという(卯花村誌)。天正11年「佐々与左衛門知行方目録事」に「八拾五俵之所 婦負郡井波村」とあり,稲見村から井波村と変わり,さらに礪波(となみ)郡井波村と区別するため小井波村と称したものと思われる。夫婦山は伊邪那美命が大日孁命に与えた霊山で,雌雄の山からなり,男体山は稚産霊命,女体山は垣山姫命が守る。崇神天皇10年四道将軍大彦命はこの山麓に本営を置いたとも伝え,酒呑童子が参籠して窓岩之神と仰がれたともいう(喚起泉達録)。北端の滝ノ坂は落差100m余,奇岩奇石に激流相撃つ仙境として有名。村の北西寄りに猿丸太夫塚があり,ミズバショウの群生地として知られる。
小井波村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
小井波(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7081313