中田
【なかた】

旧国名:越中
下田川の河口に位置する。平地は少なく大部分が丘陵山地である。海岸に沿って国道160号が通る。富山湾に面するが漁業従事者は少ない。文禄4年10月の「大屋敷御代官所御指出之事」には,「高 参百壱俵四斗壱升七合 同御山銭壱貫文 めらの内長坂村」(越中古文書/氷見市史)とあり,「めら」の内に長坂まで含めており,当時中田村を中心として付近一帯を「めら」と呼んだ。中田村の西北方にある石動山には天平寺があり,中世の盛時には多数の僧兵を蓄え,しばしば戦乱にまきこまれた。中田港(妻良(めら)港)は天平寺の物資輸送と戦時には軍兵発着の要港であった(北陸七国志・小瀬太閤記など)。集落は谷口・片貝・向出・浜出・坊浦出の5垣内(かいと)に分かれる。
【中田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【中田(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7083165 |




