西上町
【にしかみまち】

旧国名:越中

(近世～近代)江戸期からの通称町名。城端(じようはな)町のうち。元禄６年の「組中人々手前品々覚書帳」では本家高48軒・人数404，借地家29軒・人数106人，借家１軒・人数６人，割地惣地家３軒・人数12，高家島79。屋敷歩数３，405歩，地子・畑方米750石余。絹糸・衣服を扱う家61軒，ほかに茶売・油商・質屋・米商・酒造・蔵宿・紺屋・鍛冶商・木引職・飴売り・大工・塗師などを行う商工人がおり，医者・馬医者各１もいた（県史近世中）。現在の東礪波(ひがしとなみ)郡城端町の中心街，通称西上の地。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7083401