舟倉
【ふなくら】

旧国名:越中
船峅とも書く。船峅寺(ふなくらじ)郷16か村の本郷で,舟倉野南部の総称であった。地名の起こりは不詳であるが,南面の立山信仰と関係の深い船峅山から地名となったと思われる。同山にはその昔寺庵が三百数十坊もあった(越中志徴)といわれるところから,当地方の通称を寺家(じけ)といい,東山頂に池ノ原という5戸ばかりの出村があった。東と南は船峅御前山・小佐波御前山。
【船峅(中世)】 鎌倉期から見える地名。
【舟倉村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【船峅村(近代)】 明治22年~昭和29年の上新川郡の村名。
【舟倉(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7084252 |




