南高木
【みなみたかぎ】

旧国名:越中

庄(しよう)川扇状地扇央部の北西寄りに位置する。貞享元年の十村金星本江(かなやほんごう)村金右衛門の書上によると，むかし安養寺往還が通じていて当地に南町・北町があった。その往還がなくなった後，南町は南高木村，北町は北高木村になったという（前田文庫）。安養寺往還とは末友（小矢部(おやべ)市北蟹谷(きたかんだ)）にあった安養寺御坊，すなわち天正９年に古国府（高岡市伏木）へ移った勝興寺へ通じる道であった。
【南高木村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【南高木(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7084739