大野村
【おおのむら】

(近代)明治22年~昭和18年の石川郡の自治体名。犀川(さいがわ)河口右岸の平野部に位置する。寺中(じちゆう)・松・観音堂(かんのんどう)・藤江・畝田・無量寺・普正寺7か村が合併して成立。旧村名を継承した7大字を編成。村役場を大字松に設置。村名は当地域が古く大野荘に属し,また,大野庄用水が貫流することによる(合併誌)。戸数・人口は明治22年552・3,360,大正9年477・2,670。昭和18年金沢市に編入。その際,大字松は松村町となり,残余の6大字は同市の町名に継承された。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7086070 |