鹿波
【かなみ】

旧国名:能登
能登半島中央部北寄り,七尾湾北湾に面した海岸沿いに位置する。地名の由来は,能登島から多くのシカが波間をくぐって往来したことにちなむという。白山神社の神事として,大蛇を33人目で退治したことにちなむ三十三番相撲があり,毎年9月15日に行われている。鹿波川下流にカンノツボ縄文遺跡があり,海岸地帯には奈良・平安期の土器製塩遺跡がある。また鹿波川上流の山中にはカナクソ谷タタラ製鉄遺跡もある。
【鹿並郷(中世)】 戦国期に見える郷村名。
【鹿波村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鹿波(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7086452 |




