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佐良
【さら】


旧国名:加賀

佐羅とも書く。笠山の西麓,手取川右岸の狭い河岸段丘上に位置する。長寛元年に原型が成立したとされる「白山之記」に,白山宮加賀馬場の中宮三社(中宮・佐羅・別宮)の1つとして,「佐羅大明神宮」が見え,天元5年に宝殿を建立,小社に早松(はやまつ)・竝松(なみまつ)の両社があったとする。「佐羅(さら)」は,おそらくは沙羅樹(しやらじゆ)から生じた名称。安元3年(治承元年)2月に,中宮三社の衆徒・神人が強訴を起こした安元事件のおり,国府から京へ動座させた神輿は,この佐羅の早松社の神輿であったとされる(延慶本平家物語第1本・源平盛衰記巻4・覚一本平家物語巻1は「白山中宮の神輿」とする)。集落南端の河岸段丘後背の山腹の佐羅早松(さらはやまつ)神社が,かつての佐羅宮の後身とされる。
佐羅(中世)】 鎌倉期から見える地名。
佐良村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
佐良(近代)】 明治22年~現在の吉野谷村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7087335