森下川
【もりもとがわ】

金沢市東部，県境の黒瀑(くろたき)山と白兀(しらはげ)山（標高896m）の間に水源をもち，西流し河北(かほく)潟に注ぐ河川。２級河川大野川水系支川。流長25.3km。上流（豊吉川と称する）は左岸が奥新保町，右岸が砂子坂町で森本町地内で平地に出て蛇行。氾濫が多く自然堤防が両岸にある。この地形を利用して栽培するナガイモは特産物。近年護岸工事が進むとともに，この川に沿って，北陸自動車道が金沢東インターから東の富山へ延びている。森本へ出る手前，右岸の深谷温泉は昔からの湯治場。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7090166