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大味
【おおみ】


旧国名:越前

大味川河口の丹生山地内に位置し,西は日本海に面する。地内に東日本系の縄文晩期・弥生時代の遺跡があり,八幡神社境内には6世紀後半の古墳がある(越廼村誌)。天正12年の大味浦縄打目録(刀禰康隆家文書)が初見。同目録には天文とあるが,これは天正を改竄したものらしい。「名蹟考」では越知郷畑中荘33か村の1つに数えられ,慶長国絵図では天下領村に含まれる。天正12年の縄打目録で41石(田畑5町4反余),慶長3年の検地目録で51石余。
大味浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
大味(近代)】 明治22年~現在の越廼村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091457