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木町
【きまち】


旧国名:越前

(近世)江戸期~明治7年の町名。福井城下のうち。はじめ京町組,のち本町組の1町。足羽(あすわ)川右岸沿いに東西に延びる町で,東は京町,西は八幡町,北は塩町に接し,南は足羽川に面している。慶長年間の御城下四ツ割図(松平文庫)にすでに町名が見え,家数32を数える。古くから材木問屋が集中した町で,河岸に設けられた木町河戸を船着場として水運により木材を運搬した。正徳3年頃の御城下惣町間数帳には「木町 七拾間,往還ヨリ八幡町迄,但道幅三間半」と見える。この往還とは北陸街道を指す。明治5年頃4軒の材木屋があったという(稿本福井市史)。同7年町名改正時の記録では戸数26。同年照手上町の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092227