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血脈池
【けちみゃくいけ】


吉田郡永平寺町南部,大仏寺山頂の約100m西にある池。標高約750m。池の名はここに住む蛇身の女の霊に,道元禅師が血脈を授けて成仏させたという伝説による。今はほとんど水はなく,周囲に比べてやや低い窪地で,雨の後などに少し水がたまる程度である。「名蹟考」は「里民云。大仏寺の辺にありて,御池と云。六間に廿四五間も有へし,先年此水をかへんとせられし事有しか。怪異有て止られし,後水漏て谷川へしたたるよし也。是かの蛇身の女の血脈を受しものの住なるへし」と記す。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092385