鹿野
【しかの】
旧国名:若狭
佐分利川中流域に位置する。佐分利谷で最も多くの古墳が所在するところで,鹿野1号墳(通称ぐじょ・ぐじょ下・今谷)など11基の古墳が確認されている。なかでも1号墳からは須恵器・土師器とともに町内唯一の例である馬具・轡・鐙・辻金具などがまとまって出土し,6世紀末の当地域における政治的地位を持った被葬者の存在を物語るものとして注目されている(若狭大飯)。
【鹿野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鹿野(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7092819 |