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志津原
【しづはら】


旧国名:越前

足羽(あすわ)川上流域に位置する。地内に足利尊氏の墓と伝える五輪塔がある。「越前地理指南」に「南ニ一ノ瀬と云所アリ,池田勘解由左衛門屋鋪跡の由」とある。「城蹟考」は「志津原村際西方一町ニ三町計之所 山中ニ尊氏ノ古墳アリ」,屋敷跡として「美濃国塚村海道関守屋敷トモ云 池田勘解由左衛門 池田谷志津原村朶村南市瀬ト云所ニ一町四方計」と記す。南北朝期,越前を守備した足利高経は美濃の南朝(徳山金吾貞信)の侵攻に備え当地の亀山(城山)に築城したという。木戸(城戸)・狭間などの地名が残る(池田町史)。また「名蹟考」は大蛇(竜神)が住むという大黒池(越前地理指南は大くろか池)を記す。白山神社には神面3・能面11があり,翁の神事が応安年間から慶長年間まで続き,その後能楽を加えて盛大に行われたが天明の大飢饉の頃中断,のち一時復活したが現在は廃絶している(池田町史)。昭和49年白山神社の能面(翁・三番叟・父尉)と紺地花雲文金襴狩衣が県文化財に指定された。
志津原村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
志津原(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092859