羽崎
【はさき】
旧国名:越前
福井平野の東部,九頭竜川北岸に位置し,北に春近用水が西流する。九頭竜川は当地で広大な羽崎河原を形成する。地名の由来は,2つの川に挟まれた土地の地先の意か。天正13年6月23日の山田高定知行安堵状に「一,弐拾弐石七斗八升 磯部羽崎村」と見え(長井健一文書/小浜市史諸家文書編),慶長6年9月には結城秀康から山川菊松に当村が宛行われている(山川家文書)。慶長国絵図には見えず,磯部南保に含まれている。
【羽崎村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【羽崎(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7094466 |