吉河
【よしこ】

旧国名:越前

敦賀平野南東端，向出山の北西山麓に位置する。集落南西部の扇状地上に弥生中期から後期にかけての吉河遺跡があり，土器・石器・金属器・ガラス製品・土製品・木製品・植物種子などが多数出土している。吉河集落西方の丘陵の先端付近に小谷ケ洞古墳群があり，２基の古墳が発掘された。また，東方の通称向出山と呼ばれる独立丘陵上に向出山古墳群があり，古墳中期～後期の４基が確認されている。
【吉川村(中世)】　戦国期に見える村名。
【吉河村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【吉河(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7095669