大椚
【おおくぬぎ】

旧国名:甲斐
甲府盆地南部,釜無川下流右岸に位置する。北辺を東流してきた利根川が高い天井川をつくり,甲西町から南流してきた滝沢川とともに南流しながら富士川に注ぐ。利根川・戸川の複合扇状地の最扇端部。地名の由来は,集落に大きな櫟の木があったことにちなむ。弥生時代の遺物が点々と出土し,また弥生・古墳時代の大椚遺跡がある。なお天正20年の身延山末寺屋敷免許状には,「大椚 妙善寺」の名が見える(久遠寺文書/甲州古文書2)。
【大椚村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。
【大椚(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7096240 |




