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白根町
【しらねちょう】


(近代)昭和29年~現在の中巨摩(なかこま)郡の自治体名。甲府盆地西部,御勅使(みだい)川扇状地に位置する。西部は南アルプス連峰の前衛をなす山々が連なり,東部は釜無川が南流する。地名の由来は南アルプスの主峰白根三山にちなんだもの。巨摩町・百田村・西野村・今諏訪村の1町3か村が合併して成立。飯野・在家塚・百々・上八田・西野・上今諏訪・下今諏訪の7大字を編成。古くから農業を主要産業とし,農業構造改善事業・畑地灌漑事業などにより農業基盤の整備や施設整備が行われ,モモ・スモモ・ブドウ・サクランボなどを主体とする果樹地帯を形成。農家戸数1,929戸のうち専業農家419戸。栽培面積はモモ350ha・スモモ205ha・ブドウ178ha・サクランボ75ha・ウメ90haなど。国道52号(駿信往還)沿いに商店街が形成されスーパーなど大規模店も進出。ほかに食料品製造業,木材・木製品などの事業所数52・従業者数1,025。毎年4月には日本三大マラソンの1つ桃源郷マラソンが開催され県内外から多数の選手が参加する。桃源美術館は当地方の数少ない美術館の1つ。昭和32年源村のうち曲輪田新田・飯野新田・築山(つくやま)を編入。残余も同34年編入,5大字を継承し,合計15大字を編成。世帯数・人口は,昭和34年3,011・1万5,422,同55年3,629・1万4,755。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097340