大同村
【だいどうむら】

(近代)昭和17~31年の西八代(にしやつしろ)郡の自治体名。甲府盆地の南端,御坂(みさか)山地の西部台地から富士川左岸の氾濫原にかけて位置する。地名は,第2次大戦下大同団結の意味で命名された。豊和・八之尻・羽鹿島の3か村が合併して成立。黒沢・下大鳥居・八之尻・羽鹿島の4大字を編成。役場・小学校・郵便局・駐在所などは旧豊和村時代のものを利用。昭和30年頃の戸数617・人口3,365,面積12.286km(^2),人口密度342人。業態は都市的業態425人(うち商工業160),農村的業態2,930人(うち農業2,865)。同31年黒沢の一部と羽鹿島は鰍沢(かじかざわ)町へ,下大鳥居,八之尻,黒沢の一部は市川大門町へ編入。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7097481 |