上松
【あげまつ】

旧国名:信濃
木曽谷の中央部。東は木曽山脈の麦草山・主峰木曽駒ケ岳・宝剣岳の高山が連なり,西は卒塔婆山に至る山林地帯。中央を南流する木曽川と,東西より注ぐ十王沢・滑川・小川沿いに形成された狭い河岸段丘および山麓台地に集落が点在する。地名の由来は,文字通り谷あいから眺める上の山々に,松が多いという自然景観から名付けられたものという。縄文各期の遺跡が50余か所あるが,弥生遺跡はわずかに1か所。和銅の木曽古道については,風越山麓を通り当地の駒ケ岳山麓を通っていたとする説と,木曽川筋を北上したとする説の両説がある。荻原村吉野は,鎌倉期には美濃国小木曽荘吉野保であった。このことにより上松も当時,美濃国小木曽荘に属していたと考えられるが,確証はない。
【上松(中世)】 戦国期に見える地名。
【上松村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。
【上松村(近代)】 明治14~22年の村名。
【上松町(近代)】 大正11年~現在の自治体名。
【上松(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7098918 |




