雨宮
【あめのみや】

旧国名:信濃
千曲川の自然堤防上に位置する。地名の由来は,雨宮坐日吉神社の社号をはじめ天ノ宮などにより,のち文字を改めたとされる(雨宮県村誌)。日吉神社に中世から伝わる3年目ごとの雨宮御神事は国重要無形民俗文化財。平安期の定額寺の一つ屋代寺と推定される廃寺跡がある。唐崎山の唐崎城跡は雨宮摂津守か生身(仁)大和守のものではないかと考えられている。長野電鉄河東線雨宮駅の北側に川中島の戦で知られる雨宮の渡跡があり,頼山陽の言葉になる碑がたつ。
【雨宮郷(中世)】 室町期~戦国期に見える郷名。
【雨宮村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【雨宮(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7099021 |




