井堀
【いぼり】

旧国名:信濃

麻績(おみ)川上流右岸，聖山南麓に位置する。地名の由来については伝説が２つあり，聖山の高峰寺（大岡村）の近くに十数町におよぶ空堀（狐堀）があって，この堀を掘った者の居住地にちなむとも（高峰寺縁起），薬師如来の流(みたらし)（御手洗）として桜井主馬という者が池を掘ったことにちなむともいう（丸山平田実家伝承記録）。
【いほり(中世)】　戦国期に見える地名。
【井堀村(近世)】　江戸期の村名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7099297