小川
【おがわ】

木曽谷のほぼ中央部。南流する木曽川へ西より小川,東より十王沢・中沢・滑川が流入する。中央木曽川筋は上松,その東西が小川で通常西小川・東小川と分けて呼ばれる。地名の由来は,西側を流れる小川の河川名によるもので,それに対して東側も東小川と呼ばれるようになった。縄文遺跡は,西の最中・林の平北野,東の徳原・荻野・野尻など十数か所がある。木曽古道と呼ばれる和銅の吉蘇路は,東の徳原・芦島の奥を通っていたといわれている。西小川は,赤沢をはじめ麝香沢など,木曽檜の良材の産地で,豊臣・徳川氏また伊勢神宮の御用材として,古くから伐り出され有名。永享10年2月6日の定勝寺寺領年貢注文に「小河〈八百文〉」と見える(定勝寺文書/信史8)。ただし,この文書は研究の余地があるという。下って永禄11年4月の定勝寺客殿修覆仕様書に人足出処として「本切十八人〈小河山 浦山〉」とあり(同前/同前13),年未詳10月28日の定勝寺如意庵主宛木曽義昌書状案に「小川山之儀,此以前被仰付候分,今以疎意致間敷候条」とある(木曽古文書写/同前14)。
【小川村(近代)】 明治14~22年の村名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7099736 |




