尾野山
【おのやま】
旧国名:信濃
小野山・尾の山・尾山とも書く。依田川下流域左岸の小牧山塊南西面,山腹に位置する。標高650~600mの尾野山と,標高550m内外の枝郷茂沢(もざわ)・梨平がある。地名の由来は,丘陵状の低い尾根が連続することによるものか(丸子町地域開発史)。天慶元年平将門は平貞盛を追い小県郡国分寺のあたりで合戦となるが(将門記/群書20),当地はその時貞盛が逃れた地と推定される。
【小野山郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
【尾野山村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7099831 |