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上本入
【かみほんいり】


武石(たけし)川が両岸に形成した標高750~1,000mの狭長な段丘面に位置し,右岸段丘を横沢川・唐沢川が北流して武石川に注ぐ。字巣栗に縄文草創期の遺物が,武石川左岸段丘面に縄文中期の遺物が散見される。中世字築地原に右岸段丘を横断する野馬除土塁を築いた牧があったとされ,同川左岸の字上小寺尾には曹洞宗琴松寺がある(小県郡史)。字ばっちょには番所が置かれ,字大布施には峠道への布施屋が置かれたとも伝える。
【上本入村(近代)】 明治初年~明治22年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7100163