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川上
【かわかみ】


旧国名:信濃

千曲川源流域の山間部に位置する。周囲を関東山地,秩父多摩国立公園に属する連峰によって囲まれた谷盆地で,群馬・埼玉・山梨の3県に境界を接する。地名は自然地形に由来する。千曲川に沿う道を秩父街道・江戸道ともいい,三国・十文字二筋の峠を越えて秩父から江戸に達する。この道は経済・文化交流の道で,寛延元年の廻国衆御休息帳,天保15年の三峰山飯米請払帳,元治元年の十文字峠通行人改名帳などによると,諸国の神仏を参拝する人達,三峰山に送られる大量の飯米の運搬,三峰山参拝の代参人,江戸との物資交流の商人,飛脚などの様子が知られる。なお天正2年3月日書写の郷名注文に平賀郷の脇郷として「川上之郷」が見えるが,同史料は検討を要する(大井文書/信史14)。
川上(近世)】 織豊期に見える地名。
川上村(近代)】 明治22年~現在の南佐久郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7100234