小島
【こじま】

旧国名:信濃
奈良井川支流田川左岸に位置する。当地には中世信濃守護小笠原氏の居館井川館があった。建武年間に小笠原貞宗が伊那から信府井川に移った際に築いたもので,東西40間・南北57間の方形の館,周囲は土居を繞らし外囲には河水囲繞し,城内東西隅に櫓台と見えるものがある(県史蹟名勝天然記念物報告書)。これは館の内郭で,二重三重の外郭があり,侍町や城下町の町割りも西隣の鎌田村まで広がっていた。湧水地で川が多く居館の四方に流れがあり,井川館と呼ばれていた。「信府統記」の筑摩郡中古城地庄内与の中に「井河ノ城ト称ス,沼城ナリ」「小笠原家ヨリ久シク在城アリテ,林ノ館ヘ移ラレシ後マデモ兼持テリ」と見える。
【小島(中世)】 戦国期に見える地名。
【小島村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7100731 |




