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島田
【しまだ】


旧国名:信濃

天竜川中流右岸に位置する。当地は古墳密度が高く,伊那谷でも古くから開発されたところで,妙前古墳群は14基を数え,大塚古墳は規模・副葬品などから盟主的位置を占める人のもので,前方後円墳より先行する古墳中期の円墳として重要。清水遺跡からは弥生後期の住居跡,方形周溝墓,古墳時代~平安期の住居跡が発見されており,段丘上の古墳との関係が注目される。八幡山には鎌倉期創立の鳩ケ嶺八幡宮があり,毛賀沢川と北ノ沢川に挟まれた断崖上に松尾小笠原氏の居城である松尾城跡があり,付近には城・水城(みさじろ)などの字名も残る。
島田郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
島田村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7101144