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下之城
【しものじょう】


旧国名:信濃

御牧ケ原(みまきがはら)台地中央北部と鹿曲(かくま)川沿いに位置する。下之城とは,望月本城に対する位置的呼称とされる。御牧原には野馬除柵跡・須恵器窯跡・経塚・土堂などある。望月街道に沿って大宮社に滋野氏の祖善淵・船代と伝える像が2基あり,天正12年銘の太鼓,文安2年銘の経筒がある。また天正17年極月23日の佐久郡神領指出帳には「下之城大宮御神領」とある(古文書集/信史17)。大宮とは大玉大明神とも称する両羽神社を指し,境内にある石龕は正慶2年の年紀を有する。また地内箕田八幡の石造宝篋印塔は康応元年12月13日の年紀を有する(同前/同前補遺上)。政所城跡がある。
下之城村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
下之城(近代)】 明治22年~現在の北御牧村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7101248