妻籠
【つまご】

旧国名:信濃
木曽谷の南部に位置し,木曽川支流蘭川によって形成された小盆地を成す。地名の由来は,妻は着物の褄と同義で先端の意,籠は込めることで,一番先端の集落という意味である。中世を通じて当地は,東美濃岩村に本拠を置く遠山氏と,真壁氏・木曽氏など木曽谷勢力との接点であったから,遠山氏の支配領域の北限を意味した地名か。当地は室町中期まで遠山氏の勢力下にあったが,その後,木曽氏の支配するところとなった。室町期永享4年9月29日,室町幕府は美濃守護土岐持益に命じて,妻籠兵庫助に七間御厩材木を出させている(御前落居奉書/信史8)。「岐蘇古今沿革志」によれば,木曽家村は暦応2年妻籠に城を築き,その他,馬籠・田立・西野・奈川・王滝に砦を,贄川(にえかわ)に関所を構えたというが,根拠不明。
【妻籠(中世)】 戦国期に見える地名。
【妻籠村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7101970 |




