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光城
【ひかるじょう】


仁場城・光の天狗様城ともいう。戦国期の山城。南安曇(みなみあずみ)郡豊科(とよしな)町光に所在。犀川右岸,フォッサマグナの断層崖上の山城。主郭は標高911m,比高360mの独立峰上にあり,50m×15m,北から西にかけて土塁が残る。主郭の下に帯郭を廻らす。北と東の尾根にはそれぞれ4段の帯郭と空堀がある。前面にあたる西方に42m×18mの帯郭を廻らした茶臼型の副郭がある。水の手は主郭の東方50mにある。安曇平を一望でき,東は会田の苅谷原城とも連絡できる。居館は南西麓犀川段丘上の野田の館か。南に支城の田沢城を持つ。鎌倉期に会田側上流に入った滋野氏族会田岩下氏の一族光氏の持城。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7102892