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耳塚
【みみづか】


旧国名:信濃

西に大天井岳・燕岳・餓鬼岳・有明山を望み,中房川扇状地の扇端に位置する。地名は地内の耳塚と称する古墳にちなむ。塚には,古くから耳の神様として近在の人々に知られる「大塚様」の祠鳥居がある。耳塚の成立については安曇氏の墳墓で,「みみ(耳)」はその尊称であるとも魏石鬼八面大王の耳を埋めた塚であるとも伝承される。付近の立足村は八面大王の足を埋めた地,新屋地内の矢村は坂上田村麻呂が八面大王を射殺した時の山鳥の羽の矢を献じた人にちなんだものなどの地名説話がある。いずれも有明山の霊地をめぐる伝説である。なお,耳塚公民館横付近から縄文土器や弥生土器の破片が,耳塚近くからは須恵器が出土した。
耳塚郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
耳塚村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7103627