角川日本地名大辞典 中部地方 長野県 27 弥勒【みろく】 旧国名:信濃 藤沢川下流右岸に位置する。藤沢川沿いに藤川街道が通り,山麓が河谷集落を形成する。地名の由来は,文覚上人が乾福寺に隠遁して仏像を刻み,建久3年常恩寺を建立し,その一帯弥勒菩薩を本尊としたことによるという。上手垣外・西沢垣外・竹の久保その他から縄文土器・土師器・須恵器が出土する。【美呂久(中世)】 室町期から見える地名。【弥勒村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7103672