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柳原村
【やなぎはらむら】


(近代)明治22年~昭和29年の下水内(しもみのち)郡の自治体名。旭村・富倉村と飯山町小佐原組が合併して成立。旭・富倉・小佐原の3大字を編成。村名は天正年間の荘名に由来する(県市町村合併誌)。明治24年の戸数542,人口は男1,752・女1,737,学校4・水車場14。大正13年旭の硫黄地籍の山崩れにより,死者・行方不明5人をはじめ,皿川堤防の決壊,架橋の流失などの大被害を出した。富倉・旭地区の亜炭の採炭は,大正8年~昭和4年に生産400t,昭和5~15年生産600t,昭和16~23年には1万5,000tと増加し,同24~34年の年産1万8,000tをピークに減少(柳原村誌)。世帯数・人口は,大正9年636・3,558,昭和10年645・3,668,同25年703・4,351。同29年飯山市の一部となり,3大字は同市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7103823