揖斐
【いび】
旧国名:美濃
揖斐川が揖斐谷から流れ出た所に位置する。古くは楢斐(和名抄),あるいは伊備とある(正倉院文書)。中世・近世は揖斐・伊尾と書かれたが,近代では揖斐に定着。地名の由来は,揖斐川から井水を取り入れる位置にあったことから,井樋(いび)としたという(大和村史)。
【伊備郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【揖斐荘(中世)】 鎌倉期~室町期に見える荘園名。
【揖斐町(近世)】 江戸期の町名。
【揖斐町(近代)】 明治22年~昭和30年の自治体名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7104546 |