清水村
【しみずむら】
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旧国名:美濃
(近世)江戸期~明治5年の村名。美濃国土岐(とき)郡のうち。土岐川右岸,下街道の沿道に位置する。村名の由来は大月洞からの清水が流れ出る地であることによる。岩村藩領。はじめ神篦(こうの)村のうちであったが,寛文年間に村高505石余で分村。さらに元禄年間土岐川左岸地区が市原村として当村から分村,以後村高は200石余。分村以後も神篦村のうちとして郷村的に行動するのが通例であった。年貢率は文化10年53%,天保14年55%。助郷は大湫(おおくて)宿へ出役。文政5年の戸数37・人数188。鎮守は八幡神社。明治4年岐阜県に所属。同年の戸数44・人数175,田畑15町9反(瑞浪市史)。同5年神篦村の字となる。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7106399 |