下磯
【しもいそ】

旧国名:美濃
東西を根尾(ねお)川と揖斐(いび)川にはさまれた平野部に位置する。地名の由来は,昔時当地一帯が沢や湿地帯の多い土地柄であったからという。当地の八幡神社の境内の森は,八幡太郎源義家憩いの森とされ,社歴碑によれば,応徳3年義家奥州東征の途上,この地に宿営し,この森に休んだという。義家は当地が地下水自噴地帯で大いに冷涼なるを喜び,すずの森と名づけたという。またその時,老婆がだんごを献上したところ,その礼にと守護像を与えたのが同神社の起こりという。
【下磯村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【下磯(近代)】 明治30年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7106409 |




