中野
【なかの】
旧国名:飛騨
竜ケ峰の北方で川上(かわかみ)川の水源付近に位置する。地名の由来は,竜馬峰と有巣(あつそ)峠との間の野に位置することによるという。天正年間の金森氏による三木征討の際,三木氏の家臣小池吉成・二村正純・鷲見正雅の3人は竜ケ峰から大石・大木などを突き落とし南麓から攻め入る金森氏の軍兵を苦しませたという。のち,金森氏に下った3士は慶長5年9月,郡上八幡城の合戦に活躍した(後風土記)。
【中野(中世)】 戦国期に見える地名。
【中野村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7107531 |