長屋
【ながや】

旧国名:美濃
糸貫(いとぬき)川右岸に位置する。地名の由来は永正年間に鎮座した牛頭天王社(長屋神社)を天文年間に大野郡相羽城主長屋大膳亮景興が修造し,当地に居住したことによるという(新撰美濃志)。長屋神社はかつては郷社で旧暦6月15日に祭礼があった。本楽の15日は神輿の渡御,馬の長屋村めぐり,山車(だし)の引上りがあり,特に馬駈けが中心行事である。なお,13日には稚児舞・獅子舞,14日は山車の上での稚児舞・獅子舞があり,16日が山おろしとなっていた。しかし近年は8月2日が本楽である。「津島(愛知県)の夜祭,長屋の昼祭」といわれ,にぎわった(ふるさと糸貫の歴史)。
【長屋村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【長屋(近代)】 明治30年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7107597 |




