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柏原町
【かしわばらまち】


旧国名:遠江

(近世)江戸期~明治10年の町名。遠江(とおとうみ)国榛原(はいばら)郡のうち。駿河(するが)湾に注ぐ勝間田川河口左岸に位置する。柏原村のうち町場化した地域が分離独立したものという(風土記伝)。万治2年掛川藩領,宝永2年幕府領,延享3年相良藩領,天明7年幕府領を経て,のち掛川藩領となる。村高は,「元禄高帳」258石余,「天保郷帳」327石余,「旧高旧領」326石余。「掛川領知行調」によれば村高326石余,うち新田71石余。「遠淡海地志」によれば,小地名に戸塚・フカヤ・シハ原・サイカ町がある。「風土記伝」によれば,曹洞宗釣学寺・安楽寺がある。延享3年相良藩領となった当町と柏原村は,従来から掛川藩領であった植松村との間で塩年貢納入をめぐって争論となった。争論は幕府評定所において当町・柏原村の主張した納入慣習が認められたと伝える(榛原郡榛原町史稿)。当町中央を通る田沼街道沿いに小商人・小職人の町屋が並び,川崎湊の発展に伴ってにぎわいをみせたという。明治元年の五人組帳によれば,家数219(榛原町風土記)。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て同9年再び静岡県に所属。明治10年川崎村ほか3か村と合併して静波町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7110668