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河会郷
【かわいのごう】


旧国名:遠江

(中世)南北朝期から見える郷名。遠江(とおとうみ)国のうち。川井とも書く。建武4年9月16日の足利尊氏下文写に「駿河国羽梨庄ノ遠江国河会郷并八河郷」とあるのが初見(今川家古文章写)。当郷は勲功の賞として今川範国に充行われたものである。その後も遠江今川氏の所領として相伝されたようで,寛正6年,堀越・中村・湊などの地とともに幕府に没収されている(親元日記1)。没収された原因は不明であるが,一説には今川治部少輔が長禄3年8月に遠江守護斯波氏の内紛に乗じて起こした反乱のためという。現在の袋井市には大字川井と大字川会があり,いずれの前身かは決め難いが,「川井」と書かれていることや遠江今川氏の所領が市の南部から浅羽町内に広がっていたことを考慮すれば,南部の大字川井の地に比定するのが妥当性がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7110976