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小家村
【こいえむら】


旧国名:尾張

(近世)江戸期~明治11年の村名。尾張国海西郡のうち。木曽川下流左岸。地名は,湿田の江や用水に生息する鯉にちなみ,鯉江が正字という(地名考)。尾張藩領。鵜多須代官所支配。村高は,「天保郷帳」398石余,「旧高旧領」564石余。「寛文覚書」によれば,概高は本田369石余・寛文6年新田194石余の合計564石余,反別36町余(田25町余・畑10町余),家数32・人数155,馬11。「徇行記」によれば,全村蔵入地,戸数57・人数260。当村は寛永元年の開基といい,人家は村の中央に集まり,水損田が多く,40艘程の船を農業用として使用するが,一部漁業も行われたという。天王社・八幡社がある。明治11年立田村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7118168