100辞書・辞典一括検索

JLogos

31

八田
【はった】


旧国名:尾張

荒子川上流域に位置する。地名の由来について「地名考」によれば,正字は治田村で,開拓の時,南にある高畑と対で名付けられたものという。一説にはヤダ=湿地を八田と書き,「ハッタ」と読んだ,ともいう。延喜年間頃開墾され,伊勢神宮の領知となったという。字屋敷添は,源為朝の子孫義直が建仁年間朝廷から鬼頭の姓を賜り住んだと伝える。寛永年間鬼頭景義が中島新田・福田新田などの新田を開いたという(徇行記)。
八田郷(古代)】 平安期に見える郷名。
はつた郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
八田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
八田(近代)】 明治22年~大正10年の大字名。
八田町(近代)】 ①大正10年~現在の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7122138