松河戸
【まつかわど】

旧国名:尾張
庄内川右岸の低地部。「地名考」に「此村往昔は玉野川下流の端にありて,松ある河戸也故に呼,但し河戸は河川にて川口といふがごとし」とある。文明6年以前からの定光寺祠堂帳に「柏井松川度新七郎」などと見える(定光寺文書/定光寺誌)。この地は平安期の三蹟の一人小野道風の生誕地と伝えられ,県の史跡に指定されている。道風は寛平4年誕生。道風公園,小野社,道風立像,柳園に併せ昭和56年平安朝風の道風記念館が建てられた。また,この辺りは弥生時代から稲作が始まった地で,条里制の遺構も多く字名にそれがうかがわれる。一方,庄内川の洪水も多く,水難を逃れるため15歳の少女を犠牲に捧げた民話も残っている。
【松河戸村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【松河戸(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
【松河戸町(近代)】 昭和23年~現在の春日井市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7123379 |




