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三河国
【みかわのくに】


旧国名:三河

旧国名。参河・三川とも書く。東海道の1国で,現在の愛知県のほぼ東半部にあたる。東は遠江,西は尾張,北は美濃・信濃に接する。国名の由来は,西三河を流れる矢作(やはぎ)川を御河と呼んだことにはじまるという。9世紀頃に編纂された「旧事本紀」によると,三河は古くは三河国造と穂国造との2つの国に分かれていた。両国は大化年間頃に統合されたと考えられる。三河国造は西三河の矢作川流域,穂国造は東三河の豊川流域を支配し,穂の国名はのち郡名に引きつがれてのちの宝飯(ほい)郡になったといわれている。
(古代)国名としての参河・三河の確実な初見は,「日本書紀」大化2年3月条で,「参河尾張両国之人」とある。
(中世)鎌倉幕府が成立すると初代の三河守護は安達盛長が任ぜられた。
(近世)天正18年徳川家康が関東に転封すると,当国では豊臣氏蔵入地が設定されたほか,岡崎城に田中吉政が,吉田城に池田輝政がそれぞれ就封して統治した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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