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北長野
【きたながの】


旧国名:伊勢

雲出川の支流長野川の上流部,経ケ峰の南麓の山地に位置する。また,笠取山東麓にもあたる長野川に沿って伊賀への街道が通り,その街道に沿って集落が並ぶ。地名の起こりは,崇徳天皇の頃に伊勢平氏の一族が来て長野村と命名したと伝わる(安濃郡誌)。のち南長野と北長野とに分かれる。中世長野御厨は南長野に比定されるという。阿濃長野古城図によると長野家屋敷が街道沿いにあり,その北に城跡があって,町より谷あいを南に1里ほど登ると,長野本城がある。属邑も多く,烏川原・若狭・関屋・細野があるが,細野にも城跡がある。永禄11年2月織田信長が伊勢へ侵攻し,安濃津へ打ち入った際,まず当地を攻めた(勢州四家記)。細野城は,長野氏の一族細野氏の居城で,当時の勢力は「士三百人,内馬上五十騎,卒三百人」であったという(安濃郡誌)。
北長野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
北長野(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7126389